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東海メールのワンステ・メンバー第一回練習 [ご紹介]

11月13日の練習
 前回ご紹介した、東海メールクワイアーの来年3月の定演で募集した「トルミスの作品」のワンステージ・メンバーの最初の練習が11月13日(日)にありました。曲は、トルミス作曲による「幼き日の思い出」と「大波の魔術」で、どちらも素晴らしい作品です。歌詞がエストニア語やラテン語なので、歌っていて言葉の意味は分からないのですが、事前に歌詞の内容と作曲上の音との関係を説明してもらうと、その情景が歌っている中で感じられ、歌っていて心の中で興奮してくるのが感じられ、嬉しくなります。実に素晴らしい2曲です。
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「幼き日の思い出」楽譜表紙
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「大波の魔術」楽譜表紙

本番の指揮者アンツ・ソーツ氏
 以前、東海メールがエストニアの合唱曲を並べ、アンツ・ソーツ氏の指揮を名古屋まで聴きに行ったことはありました。実は、オルフェイ・ドレンガーの創立150周年の記念行事が2003年にスウェーデンのウプサラで開催された時の「世界男声合唱シンポジューム」で、パネリストを務めていたアンツ・ソーツ氏と身近に接したことがありました。
 今回、東海メールクワイアーが自分たちの定演で、「トルミスの作品」のワンステージ・メンバーとして氏の指揮で歌えるという、素晴らしい機会を作ってくれました。氏とまたお近づき出来ることを、東海メールには、いくら感謝の言葉をささげても足りないくらいです。
 ただ気になるのは、今回のワンステージ・メンバーの募集に対して、参加するのは10数名。これまでの、邦人作曲家の作品を歌うワンステージ・メンバーの募集に比べると、極端に少ないと聞いて、日本の男声合唱団員の内向きの姿勢を見たような気がして、実に寂しい限りです。
 私は、邦人作曲家による最近の合唱曲に対して大きな疑問を感じています。いったい日本の合唱界をどんな方向に向けようとしているかまったくわからない前途視界不良の、歌詞は面白くも可笑しくも無く、メロディもハーモニーも美しくも無ければ感じるところも少ない、そんな作品が多いと思うのです。願わくば、島国根性から抜け出し、世界に目を広げ、海外の素晴らしい合唱作品に触れ、歌うことによって、合唱の面白さをもっともっと感じて欲しいと願っています。
世界は広い、合唱はもっと広い
 日本語なのにその歌詞が聴き取れないような合唱曲が多いのですから、日本語の合唱にこだわる必要もないでしょう。本当に美しいメロディやハーモニーを経験し、楽しみたいと思うなら、聴衆に聴いて欲しいと思うなら、そのような作品は世界中にはいくらでもあります。日本の合唱界も、もっともっと世界に目を広げようではありませんか。
<完>
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