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「じゃむか関西」が終了 [感想とご紹介]

「じゃむか関西」
 昨年お知らせした「じゃむか関西」の演奏会が2015年1月25日(日)に兵庫県伊丹市のいたみホールで開催された。JAMCAの演奏会には1973年の第1回からこれまで計14回参加したが、今回の第22回は2001年以来、久しぶりの参加だった。集った青森から宮崎までの男声合唱団のあちこちに知り合いがいるので、多くの懐かしい顔に出会い、まるで同窓会の感じがした。広島で歌っている小学校時代の同級生には本当に久しぶりに会った。また、東日本大震災の時に安否を確認したメンバーがいる八戸男声合唱団が次回のじゃむかの演奏会を引き受けたと聞いて、大学の男声合唱団で八戸に演奏旅行に行ったのが懐かしく思い出された。ところで、種差(たねさし)海岸は昔のままだろうか?

何を歌ったか?
 この演奏会は合同のステージだけ4ステージの構成だったが、私は何の迷いもなくア・カペラの「黒人霊歌」を選んだ。タイトルは知っている曲だけ、しかし、歌ったことの無い曲もある。アンコールも含めて6曲もあるのだから、歌ったことのある編曲が多かろうと考えたのは、実に甘かった。歌ったことがあって暗譜しているのは1曲のみ、他は歌ったことのない曲と編曲だった。そこで、昨年10月から演奏会の1週間前まで3回、神奈川から神戸に通って練習に参加した。
 他の3ステージは、共にピアノ伴奏付きの「永久ニ」(鈴木憲夫作曲)と「唱歌の四季」(三善晃編曲)、そして、オケ付きの「使徒の愛餐」(ワーグナー作曲)だった。(それぞれの曲に感想はあるが、ここには書かない。何故?ステージの陰で聴いた感想なので、それは聞かないで欲しい。)

苦労したこと
 「黒人霊歌」を歌うに当たって、指揮者は最後まで強制はしなかったが、私は是非暗譜で歌いたいと思い、3回の神戸の練習に参加して覚えた。しかし、もっとも苦労したのは2曲目の"Were You There"の最後の音だった。
ジッパー袋012.jpg
"Were You There"の最後の音を見てください

 最後の音は当然(何の疑いも無く)、私は低いほう(Low B)を歌うつもりなのだが、神戸での3回の練習中も、家で練習していても、音程的にはなんとか出せるのだが、どう考えても、客席まで届くような響きにはなっていない。私はLow Bassとして生きる道を選んでいるだけに、これには参った。
 ましてや、前日のリハーサルから最前列に立つように言われたのだが、この音が後ろからはまったく聴こえて来ないので、孤独感を感じながら歌っていた。(最前列にこの音を出せるという人は居たが、ちょっと離れているので聴こえない。) 
 前日のリハーサルが終わってから、知り合いのいる合唱団と一緒に、地元の造り酒屋「白雪」が作った地ビールを3杯飲んだ。これが良かった。 翌朝、ホテルで声を出してみたら、この低い音がそれらしく出るではないか。午前中のリハーサルでは隣のメンバーから「出てるね」と言われた。(ベースは練習の時からビールくらいは飲むべきだ、というのが私の持論)
そんなことで、本番ではばっちり歌え、面目を施した。さらに、当日突然広瀬さんから言われた"Set Down Servant"の振りもなんとかこなせて、ホッとした次第。

 そのようなことで、演奏会後の打上げも良い気持ちで、ビール、日本酒、芋焼酎と大いに楽しみ、旧知の全国の皆さんと話し、その夜の新幹線で帰宅した。これで、私の「じゃむか関西」が終わった。
(終)

追記:1976年にドイツに演奏旅行に行った時に、ステリハが終わって楽屋に居たら、共演するドイツの合唱団がビールをケースで楽屋に持ってきてくれた。すぐに飲んだが、これは嬉しかった。(共演したのはザールブリュッケンの炭鉱会社の合唱団。上手かった。)
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