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作曲家クヌート・ニューステッド氏が亡くなられた [感想とご紹介]

 世界的に著名なノルウエイの合唱作曲家 クヌート・ニューステッド氏Knut Nystedtが昨年(2014年)12月8日に99歳で亡くなられたことを知った。氏の作品を歌ったことは無いが、たった一度だけ言葉を交わし、氏から直接、楽譜をいただいたことがあったので、書き残しておくことにした。

たった一度の出会い
 2003年にオルフェイ・ドレンガーの創立150周年の記念行事がスウェーデンのウプサラUppsalaで開催された。記念行事の中でも主要な行事が「男声合唱に関する国際シンポジューム"The International Symposium on Male-Voice Choral Singing"」で、私はたった一人の日本人参加者として会場に居た。その会場で、楽譜を並べて座っている人が居たので話しかけると、実に気さくに応対してくれ、楽譜をいただいた。その人のお名前が、私の記憶の中にかすかにあったクヌート・ニューステッド氏であった。

いただいた楽譜
 いただいた楽譜3曲の中で"LØVETANNEN"(全4頁)の2-3頁を見ると面白い記号があるので、その場で氏に歌い方を訊ねた。答えていただいたのだが、私の英語力の貧しさから理解出来なかったのが残念だった。(氏は小さな声で歌って聴かせてくれた。)
LOVETANNEN1 s.jpg
"LØVETANNEN"(1頁)

LOVETANNEN2 s逆さ.jpg
"LØVETANNEN"(3頁)

 他の二曲は"Halleluja"という歌詞で始まる"Han er oppstanden"(全2頁)と、英語の歌詞で言葉遊びのような"The Boy and the Bogeyman"(全4頁)だったが、その後はどれも歌うことなく所持しているだけである。
Han er oppstanden s.jpg
"Han er oppstanden"(1頁)

The Boy and the  Bogeyman s.jpg
"The Boy and the Bogeyman"(1頁)

氏のご冥福をお祈り申し上げます。
(終)
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