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野坂操壽リサイタル [ご紹介]

コーラスのお知らせではありません
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「野坂操壽リサイタル」のチラシ(表)

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チラシ(裏)

 私の敬愛する野坂操壽さんのリサイタルが2016年3月24日(木)に東京・浜離宮朝日ホールで開催された。これは、合唱や声楽の演奏ではまったくありません。
 野坂操壽(恵子)さんは、日本音楽集団で共に活動していた三木 稔と一緒に二十弦筝(実際は21弦)を完成させ1969年の第2回リサイタルで発表、その後三木さんの二十弦筝の作品を演奏したLPレコードを多数リリースしています。
 その後彼女は、二十弦筝を発展させた二十五弦筝を完成させると、伊福部 昭を始めとする多くの作曲家がこの楽器のための作品を書いています。今回の演奏会でも委嘱作品が2曲初演されます。

いろいろご縁がありまして・・・
 私が合唱団の関係で彼女を初めてお会いしたのは1967年です。その後、海外演奏旅行でご一緒していただき、身近で聴いた彼女の演奏の素晴らしさに感銘しました。それ以来、彼女のリサイタルを毎回聴きにゆくように努め、また、古典の筝曲や三木さんが作曲した筝や二十弦筝の曲を収めた彼女のLPレコードを集めるように努めて来ました(彼女の演奏は、かつてはLPレコードはコロンビア・レコードから、現在は、CDがカメラータ・トウキョウからリリースされています。私は主に古典を演奏しているLPを10枚以上集めています。)。
 今回のリサイタルのマネージメントはカメラータ・トウキョウです。この会社は、ご存知の方もおられると思いますが、同志社グリーのメンバーで、学生時代には団内カルテットModernairsで歌っていた井阪 紘さんが、ビクター・レコードのディレクターを経た後に設立しました。 
 私が学生時代、当時唯一の合唱雑誌「合唱界」に井阪さんがカルテットの楽譜(Moderairs Song Book Vol. 1、表紙の色から通称「赤本」)を出版したと投稿したのを見て、私らのカルテットでも歌いたいと思い、その楽譜を4部送ってもらったのがお付き合いの始まりでした。(このModerairs Song Bookは多分、フォークソングを集めた Vol. 4まで出ていて、私は一般に頒布されたVol. 1~3を原本で、その後、井坂さんの指揮で歌っていたクローバークラブのメンバーからVol. 4を知って、コピーさせてもらいました。)

ということで、合唱とも関係が・・・
 ここまで書くと、野坂さんがまんざら合唱と無関係ではないと思えてきませんか?そう、合唱に関係した方々と彼女との交流の始まりは古く、親しくしていたことが偲ばれます。

野坂さんってどんな人?
 (ある新聞の紹介記事より)2002年 「第18回野坂惠子リサイタル」で芸術選奨文部科学大臣賞、2006年 中島健蔵現代音楽賞、2011年 芸術院賞、2015年 文化功労者、その他受賞歴多数。
 現在、二代目野坂操壽として生田流筝曲松の実会を主宰。
(終)
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