第4回全日本男声合唱フェスティバルが終る [感想とご紹介]
第4回全日本男声合唱フェスティバル
2010年の宮崎で開催した第1回から1年おきの開催が、2014年の岡山で毎年開催に変えたので、今年2015年に第4回、来年は高知で第5回を開催するとのこと。今年1月に伊丹市で開催された関西JAMCA演奏会は、次回は2017年に青森県八戸市であるから、男声合唱団も忙しくなる。
第4回全日本男声合唱フェスティバルのプログラム(表紙)
男声フェスの2日間
フェス前日(7月4日)には合同合唱の講習会があるので、朝7時過ぎに家を出て京都に向かった。
初めて見る京都コンサートホール
合同合唱は、浅井敬壹は多田武彦作品から5曲、広瀬康夫はアフリカン・アメリカン・ソング3曲とバーバーショップから2曲、私は広瀬講座に入ったが、5曲中でステージで初めて歌う3曲を自習して行ったが、細かいところで間違って覚えた箇所があり、自習の限界を感じた。
合同合唱の両指揮者挨拶
浅井講座のステージ練習
講習会後に、ホールのホワイエで交流会があった。
交流会での両指揮者
交流会の場では、見知った顔に本当に久しぶりに出会ったり、たまたま一緒になって飲んだ人と名刺の交換をしたりした。そのおかげで、交流会後、京都男声合唱団のメンバーの仲間に入れてもらって飲みに行くことが出来た。このように自由に動けるのが個人参加の良いところ。京都男声合唱団の皆さん、ありがとうございました。
本番
北海道から宮崎まで、24団体が集ってのフェスティバルは壮観だった。さすが全国からの精鋭の演奏は、合唱祭とは大違いで、どこも特徴があって見事なものだった。
さらに、広瀬康夫のアフリカン・アメリカン・ソングとバーバーショップは250人、浅井敬壹の多田作品は450人、とステージが一杯になるほど、実に壮観だった。
24団体の単独演奏では、多田作品を歌ったのが4団体プラス合同、横文字の曲を歌ったのが3団体(「くちびるに歌を」は除く)プラス合同、と言うのも面白かった。
なお、京都コンサートホールで初めて歌ったが、響きすぎるくらいの「合唱向き」のホールで、多少のミスは目立たないのではないか、と思わせるほどだった。
お酒のプレゼント
伏見の日本酒メーカーからたくさんの日本酒の差し入れがあり、フェスティバル主催側の関係者で、基準不明で選ばれた8合唱団に、差し入れの日本酒の一部がプレゼントされた。
8団体中、横文字を歌った3団体や、「オペラ座の怪人」を演出を加えて演奏した団体など、聴いていて楽しく感じられた団体だったので、納得した。
感想
どの団も合唱のレベルが高いが、選曲にはもうちょっと工夫が要るのではないだろうか?
横文字を歌ったのは合同も入れて、すべて広瀬康夫が関係しているのは象徴的で、聴いた人たちには評判が良かった。また、視覚的にも楽しく、見事に歌い上げられた「オペラ座の怪人」も評判が良かった。
問題は、聴いて良いと感じても、自分たちの合唱団に取り入れようとしないのはどうしてだろう。
団員の高齢化や人数の減少に悩む合唱団がたくさんあるのに、何も改革を考えないのは何故だろうか。
ここは、指揮者や団の指導的立場に居る人たちの意識改革が必要で、(合唱関係者ではない)一般の聴衆を楽しませる工夫、選曲、努力が必要ではないだろうか、とつくづく考えさせられたフェスティバルでもあった。
(完)
2010年の宮崎で開催した第1回から1年おきの開催が、2014年の岡山で毎年開催に変えたので、今年2015年に第4回、来年は高知で第5回を開催するとのこと。今年1月に伊丹市で開催された関西JAMCA演奏会は、次回は2017年に青森県八戸市であるから、男声合唱団も忙しくなる。
第4回全日本男声合唱フェスティバルのプログラム(表紙)
男声フェスの2日間
フェス前日(7月4日)には合同合唱の講習会があるので、朝7時過ぎに家を出て京都に向かった。
初めて見る京都コンサートホール
合同合唱は、浅井敬壹は多田武彦作品から5曲、広瀬康夫はアフリカン・アメリカン・ソング3曲とバーバーショップから2曲、私は広瀬講座に入ったが、5曲中でステージで初めて歌う3曲を自習して行ったが、細かいところで間違って覚えた箇所があり、自習の限界を感じた。
合同合唱の両指揮者挨拶
浅井講座のステージ練習
講習会後に、ホールのホワイエで交流会があった。
交流会での両指揮者
交流会の場では、見知った顔に本当に久しぶりに出会ったり、たまたま一緒になって飲んだ人と名刺の交換をしたりした。そのおかげで、交流会後、京都男声合唱団のメンバーの仲間に入れてもらって飲みに行くことが出来た。このように自由に動けるのが個人参加の良いところ。京都男声合唱団の皆さん、ありがとうございました。
本番
北海道から宮崎まで、24団体が集ってのフェスティバルは壮観だった。さすが全国からの精鋭の演奏は、合唱祭とは大違いで、どこも特徴があって見事なものだった。
さらに、広瀬康夫のアフリカン・アメリカン・ソングとバーバーショップは250人、浅井敬壹の多田作品は450人、とステージが一杯になるほど、実に壮観だった。
24団体の単独演奏では、多田作品を歌ったのが4団体プラス合同、横文字の曲を歌ったのが3団体(「くちびるに歌を」は除く)プラス合同、と言うのも面白かった。
なお、京都コンサートホールで初めて歌ったが、響きすぎるくらいの「合唱向き」のホールで、多少のミスは目立たないのではないか、と思わせるほどだった。
お酒のプレゼント
伏見の日本酒メーカーからたくさんの日本酒の差し入れがあり、フェスティバル主催側の関係者で、基準不明で選ばれた8合唱団に、差し入れの日本酒の一部がプレゼントされた。
8団体中、横文字を歌った3団体や、「オペラ座の怪人」を演出を加えて演奏した団体など、聴いていて楽しく感じられた団体だったので、納得した。
感想
どの団も合唱のレベルが高いが、選曲にはもうちょっと工夫が要るのではないだろうか?
横文字を歌ったのは合同も入れて、すべて広瀬康夫が関係しているのは象徴的で、聴いた人たちには評判が良かった。また、視覚的にも楽しく、見事に歌い上げられた「オペラ座の怪人」も評判が良かった。
問題は、聴いて良いと感じても、自分たちの合唱団に取り入れようとしないのはどうしてだろう。
団員の高齢化や人数の減少に悩む合唱団がたくさんあるのに、何も改革を考えないのは何故だろうか。
ここは、指揮者や団の指導的立場に居る人たちの意識改革が必要で、(合唱関係者ではない)一般の聴衆を楽しませる工夫、選曲、努力が必要ではないだろうか、とつくづく考えさせられたフェスティバルでもあった。
(完)
コメント 0